同愛記念病院アレルギー呼吸器科のブログ

スタッフ4名+医局秘書1名+部長1名で日々楽しく頑張っています。 大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。 後期研修希望者や(現在ほかの病院に勤務されている先生の)期間限定の国内留学のお問い合わせも受け付けております。アレルギー呼吸器以外の御専門の先生でも歓迎いたします。ご興味のある方は allergy6700@yahoo.co.jp までご連絡ください。 <p>☞<a href="https://www.allergy-doai.jp/"target="_blank

毎日がドッジボール

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名古屋銘菓・ぴよりんと悪の?ぴよりん


みなさんは幼い頃に「ドッジボール」という球技を体験されたことがあるでしょうか?バレーボールくらいの大きさのボールを使って行う球技で、ノーバウンドでぶつけられると内野から外野に追い出されて外野から内野の人にボールを「こきつければ」(=福岡方言)再度内野に戻れるという競技です。私も幼かりし日には参加したり、させられたりした思い出があります。今にして思えば、いじめ量産兵器のような競技であった気がしますが…ここで告白させていただきますと、実は私はこの競技を得意としておりました。スクールカースト最下位で影が薄くかつ内野両側前方寄りにある「投げ手の死角」を熟知していた私は、たいがい最後まで生き残りその時だけクラスのヒーローでありました。英語の「ドッジ」には「避ける・除ける」という意味がありますが、今日はアレルギーにまつわるドッジボールなお話しです。

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やる気にはムラがある。

しばらくブログの更新がなかったので、ここのブログマスターに何かあったのではと心配していただいた読者がおられましたらこの場を借りてお詫び申し上げます。7月から8月上旬にかけては赴任以来のヤバい多忙さでなかなか更新ができない状況でした。ようやく一息つきましたので、久しぶりにまたつらつらと書かせていただいております。

どうしてそんなに多忙だったのかというと、それは講演が多数あったからなのですが、当然ながら講演を行うにあたりスライドセットが必ず必要になります。もし持参し忘れるとマイクを持っている都合上、代わりに壇上で歌でも歌わなければいけなくなるので(笑)事前にしっかり準備してUSBフラッシュディスクと自分へのメール添付・送信で二重バックアップして臨みます。スライド作成は本当に大変手間と労力がかかる作業です。相当なエネルギーとやる気がないと仕上がりません。一日外来三昧で疲れ果ててからPCに向かっても、使い切った電池のごとく頭からは何も出てきません。そんな中でもなんとか講演スケジュールを無事にこなせたのには、実は秘密があります。今日はそんなお話しです。

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八百屋と魚屋

同愛記念病院アレルギー呼吸器科はその名のごとく、アレルギー科を内包した呼吸器内科であります。アレルギー科は臓器別診療科とは異なり、種々の臓器に起こりえるアレルギー性疾患を横断的に診療する科です。それに対して、呼吸器内科は気管支・肺という胸腔内臓器を対象とした診療科で臓器別診療科の代表ともいえます。多くの先生たちは、この臓器別診療科のいずれかのカテゴリーに属して専門性を磨いているわけですが、呼吸器内科は大変裾野が広いためになかなか一筋縄ではいきません。今回はそんなお話しです。 

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そりゃ、そうだよね。

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先日、日本アレルギー学会の会長特別企画である国際プログラムの座長を務めさせていただきました。もうひとりの座長および3名のスピーカーがすべて外国人というアウェイ感満点の企画でありました。本番前に通訳を交えての打ち合わせがあるのですが、早速各々のスピーカーの先生方との挨拶をはじめとした会話をいたしました。会長直々に呼ばれた先生方ですので基本的に鼻高々に気分よく来日しておられるわけで、いきおい饒舌になっておられます。そんな彼らのおしゃべりにつらつらとつきあいながら、ふと思うことがありました。今回はそのお話しです。

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情報インプットと発掘戦艦

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サンディエゴ・エンバーカデロマリーナパーク(写真と記事はあまり関係ありません)

医師という商売幅広いものでして、みなさんが想像する病院・医院臨床医のみならず、大学教官・研究者・医療行政などさまざまな業種くことができます。もちろん大多数先生方は、臨床医もしくは大学のスタッフにしていることといます。どちらに所属していても、最近先生方非常勉強熱心色々なメディアから十分質・量情報取得しておられるようです。ネット普及前時代たちオルド世代にとって、情報へのアクセスが容易現代社ましくじることもあります。ただ、どうしても「これでいいのかな?」とすっきりしないことが存在することも事実です。今回はそんなおしです。

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