同愛記念病院アレルギー呼吸器科のブログ

スタッフ4名+医局秘書1名+部長1名で日々楽しく頑張っています。 大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。 後期研修希望者や(現在ほかの病院に勤務されている先生の)期間限定の国内留学のお問い合わせも受け付けております。アレルギー呼吸器以外の御専門の先生でも歓迎いたします。ご興味のある方は allergy6700@yahoo.co.jp までご連絡ください。 <p>☞<a href="https://www.allergy-doai.jp/"target="_blank

地中海の青い空

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桜の便りももうすぐそこの今日この頃、みなさまいかがおすごしでしょうか?

この時期、どこの会社や学校でも卒業シーズンで人の異動があるものと思います。

かくいう当科も、この春より当科を卒業されて異動となる先生方がおられます。

いつものことなのに何度経験してもまだ慣れないのが、やはり気ごころ知れたスタッフとのお別れです。これまでも、当科で専門医を無事とられて目標に向かって進もうとされる先生、念願だった臨床研究が実を結んで論文をおみやげに次のステップに進まれる先生など、心から労をねぎらい祝福しつつも一抹の寂しさを感じてしまいます。日が長くなり花も咲いて明るいイメージであるはずの春が実はそんなシーズンなので、いつもながらそのギャップに戸惑うばかりです。 

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採血のコツ

検診のときや病気で病院を受診したときによく「採血しましょうか」とドクターに勧められることがあります。採血そのものは非常にありふれた基本的な検査手段ですが、実際に血液を採取する医療従事者にとってはなかなか奥が深いです。今回は採血についてのこぼれ話をお聞かせしましょう。

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忍び寄るアニサキス

みなさんはアニサキスと聞いてどんなものを想像しますか?おさかなに寄生しているなんだか白くて細いウネウネした生き物を思い浮かべるものと推察いたします。そして次にはうっかり食してしまったひとが、猛烈な胃痛に襲われて胃カメラで虫体を摘出されるというお約束の展開が待っているわけです。しかし、私たちアレルギー専門医にとりまして、アニサキスは上記とはまったく違った形で私たちの前に姿を現す存在でもあります。今回はそんなお話しです。

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ERS 2018のLungs on Fireレポート。もしかしてこれって僕はいらないのでは・・・

2018年9月15~19日にフランス・パリにおいて、European Respiratory Society(ERS、欧州呼吸器学会)の年次集会、ERS INTERNATIONAL CONGRESS 2018に参加してきました。

 

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