同愛記念病院アレルギー呼吸器科のブログ

スタッフ4名+医局秘書1名+部長1名で日々楽しく頑張っています。 大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。 後期研修希望者や(現在ほかの病院に勤務されている先生の)期間限定の国内留学のお問い合わせも受け付けております。アレルギー呼吸器以外の御専門の先生でも歓迎いたします。ご興味のある方は allergy6700@yahoo.co.jp までご連絡ください。 <p>☞<a href="https://www.allergy-doai.jp/"target="_blank

KiHAC研究会(大阪市)レポート

普段のつれづれ草から少し離れて今回は、去る4/6~7に開催されました近畿北陸気道疾患研究会(略称:KiHAC)に参加してきましたので、その時のことを少々書きますね。

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全自動のススメ

文明の力というのはすごいもので、私たちの生活を一変させてしまいます。例えば100年前にはたらいに水を張って洗濯板でごしごしと洗濯していたのが、現在では全自動洗濯乾燥機に洗濯物を放り込んでスイッチひとつ押すだけで、洗濯と乾燥を全自動でやってくれます。先日買い替えた洗濯機は洗剤まで自動投入になっておりました…

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メンソールたばこ、なにそれ美味しいの?

タバコを吸わない人間にとってタバコの銘柄はすこぶる謎の存在です。ご年配の喫煙患者さんには、「私はマイルドセブン」「わしゃ、ショートホープしか吸わん」などというこだわりがあるようですが、何が何やらちんぷんかんぷんです。日本人の喫煙率が右肩下がりで減少しているのはみなさんご存知のことと思いますが、米国などの諸外国でも同様のトレンドが起きておりました。何とか喫煙率を維持(?)してタバコの売り上げをキープしたいタバコ会社はメンソール入りタバコを開発して大々的に宣伝しました。その宣伝対象は主として若者です。喫煙を開始する際の一番大きいハードルは煙でむせてしまうことでした。メンソールを添加されたタバコはタバコ初心者でもむせにくく、喫煙開始に適しておりました。タバコ会社にもずいぶん頭がいい人がいたものだと感心してしまいますが、もちろんすぐにFDAににらまれて若者向けのメンソール入りタバコの宣伝は厳しく規制されることとなりました。ここからは、そんなタバコにまつわるお話しです。

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「栄養補給」してますか?

忙しい日常診療の中で、みなさんはどのような食事をしておられますでしょうか?

朝はウ〇ーインゼリー・昼は菓子パン1個で外来・病棟管理と頑張り、夕食は出前でガッツリという先生方も多いのではないかと思います。そもそも世間一般には医師は美食家というイメージが独り歩きしておりますが、現実はそんなに甘くありません。終日外来の日などでは、お昼は菓子パンすら食べる時間がとれずに飲まず食わずになることもしょっちゅうです。つくづく美食をするには時間が必要であることを再認識させられます。ちなみに、夕食のドカ食いは御多分にもれず生活習慣病まっしぐらですので注意が必要ですよ。

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地中海の青い空

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桜の便りももうすぐそこの今日この頃、みなさまいかがおすごしでしょうか?

この時期、どこの会社や学校でも卒業シーズンで人の異動があるものと思います。

かくいう当科も、この春より当科を卒業されて異動となる先生方がおられます。

いつものことなのに何度経験してもまだ慣れないのが、やはり気ごころ知れたスタッフとのお別れです。これまでも、当科で専門医を無事とられて目標に向かって進もうとされる先生、念願だった臨床研究が実を結んで論文をおみやげに次のステップに進まれる先生など、心から労をねぎらい祝福しつつも一抹の寂しさを感じてしまいます。日が長くなり花も咲いて明るいイメージであるはずの春が実はそんなシーズンなので、いつもながらそのギャップに戸惑うばかりです。 

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